【概要・特徴】
オリジナルICの開発に強みを持つ半導体メーカーです。1977年に設立されたパイオニア(株)の半導体研究所を前身とし、パイオニアの子会社として2003年に設立。2020年の株主変更に伴い、現在の社名に変更しています。山梨県甲府市に本社工場を有し、OEICをはじめ、光センサー、マイクロマシンなど、光・映像系の半導体デバイスの設計から量産まで一貫して実施。光ディスク用OEICで世界シェア約60%を有するリーディングカンパニーで、OEICの年間販売数量は約3億個となっています。
【開発実績】
40年以上前から、主にオーディオ/ビデオ系のアナログ半導体を中心に開発してきました。フォトIC・アナログICを専門とし、これまでCD/DVD/BDピックアップ用フォトICとしておよそ200品種以上、そのほかのアナログICを含めると300品種の開発実績があります。その多くは、民生機器・産業機器・車載関連の顧客の要望を具現化したカスタムICであり、その経験を活かして、カスタムIC受託開発サービスを提供しています。
【注力分野】
今後は、OEICで培った技術を応用した光センサーではFA業界へ、MEMSでは高い信頼性が要求される自動運転分野へ、MBE装置を利用した化合物半導体では医療・検査・次世代通信などの新規分野へ注力していく方針です。業界では光技術を応用した非接触・通信などの分野の成長が見込まれており、同社のフォトIC技術が活かせる範囲がますます拡がっていくことが予想されます。