2007年にNPO法人楽笑を立ち上げ、障害福祉サービスに加え、地元企業と連携した子ども向けの職業体験や地場産業活性化イベントを開催してきました。この街に福祉サービスがなかったこともあり、不安の声もある中で、まずは地域に必要なことを福祉事業所が取り組むことで信頼に繋げるという視点から、障害のある方の可能性を自然に関わりながら触れ合うことで知って頂けるように取り組んできました。
そして2019年11月、「誰一人取り残さない」をコンセプトにした地域のソフトに合わせた拠点として「楽笑モール」を新設し、様々な福祉サービスに加え、地域共生型の場となるよう取り組んでまいりました。
さらに、2021年1月には、組織力向上のため、社会福祉法人を設立し、事業を譲渡して運営を継続しています。
就労継続支援B型事業:障がいのあるかたの働く訓練の場です。パン工房とカフェを併設し、商品づくりや接客、片付けなどを行い、畑で農作物も育てています。それぞれの得意なところを活かして仕事をしています。
生活介護事業:障がいの重たい方の活動の場所です。畑や宅配の仕事以外に、アート活動も行い、「働く」「やりがい」「楽しみ」など、それぞれの希望に応じて活動を提供する場です。
放課後等デイサービス事業:小学校1年から高校3年生までの障がいのあるお子さんの活動の場所です。思いっきり楽しむこと、生活に活かせる家事や買い物、就労に向けての活動など、年齢にあった、それぞれの成長につながる活動を提供する場です。
相談支援事業:困ったときのご相談や、福祉サービスを利用する際の手続きなどを行います。「~したい」「~へいきたい」という当たり前の希望が叶えられるように、ご本人さんやご家族、それを取り巻く地域の方々に寄り添って支援します。
短期入所事業:自宅で介護を行っている方が病気などの理由により介護を行うことができない場合に、障がいのある方に短期間入所してもらい、入浴、排せつ、食事のほか、必要な介護を行います。個人のニーズに合わせ、自立を促したり、余暇を楽しく過ごすことができるように支援しています。このサービスは、介護者にとってのレスパイトサービス(休息)としての役割も担っています。