社会福祉法人ももぞの学園は、昭和43年に財団法人の児童施設として、知的障がいのある児童の支援からスタートいたしました。それから半世紀余りが経ち現在に至るまで、社会福祉法人としていっそう公共性を高めながら、事業を拡大してまいりました。「ともに生きる社会」をスローガンに、これまで地域の信頼と共感を大切にしつつ、福祉の文化を推進しています。
支援を必要とする障がいのある人たちに対して、一人ひとりが安心でき、日々の生活に潤いとゆとりを実感できるサービスを提供することを旨としています。その起点は、支援を必要とする人の思いであり意思です。言葉を持つ人ばかりではありませんので、行動をよく観て察することも職員には求められます。そのため、スタッフの専門的知識・技術の向上を常に図り、質の高いサービスの提供をめざしています。
わたしは、「ももぞのは日本一の施設だ」と胸を張って言える存在に高めたいと考えています。それを貫く精神は、人を大切に思う気持ちです。とりわけ、スタッフに対する愛情が十分で「明日も頑張ってやろう!」という充足感がなくては、支援を必要とする人を思いやることはできないはずです。
「ありがとう」を実感として感じやすい施設にしたいと思います。福祉の制度は変わっていきますが、制度のための仕事ではなく、ももぞの学園にかかわってくださるすべての方々のために、愛情を持って尽くす日々でありたいと思います。
障がい者施設