●販売ではなく、プロデュース。
きものを着て街を歩いていると、いつもより視線を感じたり、「素敵ですね」なんて声をかけられたりすることがあります。それが代々引き継がれてきたきものだとしたらなおさら、背筋がしゃんと伸び、自分がいつもより誇らしく感じられます。きものは、身につけるだけで非日常を体験できるアイテム。そのかけがえのない瞬間をプロデュースしたり、写真に残したりすることで、きものの価値を最大化させることが私たちの事業の根幹です。
●新しい事業へのチャレンジを続けています。
私たちは着物屋ですが、着物以外のサービスも提供しています。宝飾店やドーナツ専門店、たこ焼き屋も経営しています。「いったい何屋さんなの?!」なんて驚かれることもしばしばですが、良いサービスをお客様へ提供し満足していただける、「ありがとう」と思っていただけるような仕事をする、という根っこはブレません。着物事業を基盤としながら、宝石やたこ焼きやドーナツを提供する事業部があってもいい。皆さんの頭の中にある「着物屋」の堅いイメージを、私たちはまだまだ覆したいと思っています。
きもののイメージそのものを覆し、ファッションとしての着る喜び、楽しさをプラスしていきたいです。
●着物屋(モノ)から着コト屋(コト)に
「愛」と「親切」と「センス」を売る会社。創業から、この理念を大切にしています。人生の節目となる着物、世代を越えて絆を結ぶ着物、ファッションとして日常で楽しんでもらう着物。着物はただ着るだけでなく、温もりと一緒に継承されていきます。20歳の時にご来店いただいたお客様が、今度はお子様の七五三や成人式の時にまた来店してくださいます。その方がおばあさまになって、今度は親子3世代でスタジオに足を運んでくださることも少なくありません。ただ着物を売るだけの仕事ではなく、お客様から「ありがとう」をいただけるような仕事をする。だからこそ、地元で愛されて創業43年を迎えることができました。
●2030年、おゝみグループ10社
中長期の目標は売上100億円企業。そのためには、たくさんの同志が必要です。しかし、目標達成のためだけに人を増やす、なんてことはしたくありません。人が顔と名前と家族構成を覚えられるのは、多くても50人くらいでしょう。「顔を見て、その人が元気なのか」「家族が元気にしているか」ということが分からなくなる。それってすごく淋しいことだと思うのです。みんなが明るく、信頼感のある組織が私たちの理想です。小さくて強いグループ会社をたくさんつくる。これが、私たちのグループ分社化戦略です。2030年にグループ企業10社という目標、これは社員との約束です。
1976年
1,000万円
90名
15億円(2020年4月30日実績)