モノづくりに使われる「工作機械」を修理する仕事です。最初は先輩について現場へ行き、お手伝いから始めましょう。一人前と呼べるのは5年以上経ってから。長い目で育てるので、焦らず成長しましょう。
――工作機械とは?――
モノづくりをするときに、素材を削ったり、穴を開けたりして加工する機械のことを工作機械と呼びます。1台、数千万円する機械なので、修理して使うお客様が多いのです。旋盤、フライス盤、研削盤、NC工作機械、ラジアルボール盤など、あらゆる工作機械を手がけています。
――仕事の流れ――
▼営業が不具合内容をヒアリングし、サービスエンジニアへ共有。
▼基本2人1組となり、工具や部品などを積んで車で現場へ向かいます。行き先は東海地方が中心。自社の工場内で作業する日もあります。
▼基本的に1日かけて現場で修理。ときには2~3時間で完了する場合も。もっと期間が必要なものは、自社工場へ持ち帰って修理します。日によりますが、修理は1日1件です。
▼作業完了の報告書へサインをもらい、帰社後に営業に報告書を提出すれば修理完了です!
\マニュアルがないから、面白い/
NC工作機械やそれ以外の汎用機械は分解し、点検、清掃しながら、不具合個所を見つけ出し修理します。メーカーが違っても修理の流れは変わりませんが、同じ症状でも原因が同じとは限りません。毎回、試行錯誤しながら原因を探していく面白さがあります。
\部品を交換するだけ、で終わらない/
古い機械は新しい部品がないことも。その際、手作業で部品のサイズを調整したり、機械内部をあえて削って動作の精度をあげたりします。また、社内には設計や電気配線ができる技術者もいるので、新しい部品をつくったり、機械の内部をまるごと改造したりすることも多いです。